シリアスからコメディまで様々な役柄を演じ分ける実力派俳優として、
またバラエティ番組の司会者としても活躍をしている伊東四朗。

 

その伊東は自らを《喜劇役者》と称している。

 

もともと浅草喜劇の流れを組む伊東が、
東京の喜劇、いわゆる“軽演劇”の舞台を再び盛り上げようと、
後輩である三宅裕司らと2004年に立ち上げたのが
「伊東四朗一座」。

 

初回公演タイトルは
『伊東四朗一座～旗揚げ解散公演～「喜劇 熱海迷宮事件」』。
タイトルからもわかる通り１回限りの公演になるはずでした。

 

ところが、この公演が大当たり。
連日立ち見が出るほどの人気となり、その人気に応える形で翌2005年には
『伊東四朗一座～急遽 再結成公演～「喜劇 芸人誕生物語」』が上演。

 

その後2006年・2007年は伊東がスケジュールの都合で参加できなかった為、今度は三宅裕司が中心となり「伊東四朗一座」の“笑いの精神”を受け継いだのが
“伊東ならぬ熱海”“四朗ならぬ五郎”の「熱海五郎一座」だ。

 

その後も再び伊東を座長として“座長復帰公演”や「伊東四朗一座・熱海五郎一座」の合同公演を行ったりと、精力的に新作喜劇を創り続け、東京喜劇の灯をともし続けている。