業界を超えて常に注目と脚光をあび、
まさにスターとして輝く⻑澤まさみさんの初舞台作品!
⻑澤さん演じる主人公・ひろみ結城は“落ち目の女流作家”。
信じられるのは、ゲイで呑み屋のママで
毒舌家の甘田真貴(リリー・フランキーさん)だけ。
そんなトゲトゲしく攻撃的で、ピリピリとした緊迫感を持ち、
でもどこかに弱さを感じさせるという複雑な役を、
⻑澤さんが見事に熱演。
ミニスカートのスラっとした立ち姿で、
ドスの効いた声で悪態をつくところなどは、
これまでの「⻑澤まさみ」のイメージを覆すこと間違いナシです。
そして、この真喜を演じているリリー・フランキーさんも、本作が初舞台。イラストレーター、エッセイスト、小説家、ミュージシャン、 俳優と多様な顔を持つリリーさんですが、本作の真喜役はまさにハマリ役!
ひろみと一緒にオネェ言葉で悪態をつきまくる姿は、“本職”と見まがう程のリアリティです。
⻑澤さんは自身の髪を真っ赤に染め、リリーさんもまた、地毛を金髪に染め上げたという気合の入れよう。
そんな二人の熱演をどうぞお楽しみ下さい!
ひろみ結城(⻑澤まさみさん)は、かつてケータイ小説で瑞々しい⻘春ものを書き、注目を浴びていた女流作家。
それが今では露悪的な趣味の作品を発表するなど、次第に人気も去り、すっかり落ち目となっています。
そのひろみが数少ないファンや出版社の担当者にぶつける、ストレートな言葉の数々。
それは理不尽にも見える怒りであり、不満であり、ある種の暴力ですらあります。
そしてそれを受け取るファン・担当者もまた、自身の思いを強く肯定し、それを作家にも肯定することを望む、どこか無責任にも見える聴衆として描かれています。
二つの感情のぶつかり合いと、やがて行き着く破綻を、とてもまっすぐに描く本作ですが、この作品を作ったのが、現在、間違いなく注目を集める人気作家の一人である 本谷さんといのが衝撃的。
本谷さんが、どんな気持ちでこの作品を書いたのか......。
そんな事を考えながら観ると、また違った楽しみが出てくる作品です。
DVD特典として、本谷さん・⻑澤さん・リリーさんによる副音声解説(コメンタリー)を収録。
実際に映像を見ながら、上演当時の思い出や裏話、
果てはまったく関係な話題で盛り上がるお三方のトークは、
ファンならずとも必聴です!
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