そんなルイにカールは、音楽家の道を捨て、娼婦のヨハンナと結婚したいと打ち明け、猛反対を受ける。
そしてカールとヨハンナは駆け落ちしてしまう。
それから1年、ルイのもとへ、突然カールがヨハンナとの息子を連れてやってきた。和やかな空気が流れたのもつかの間、息子の肺病をヨハンナのせいにし、父親も定かではないと言い出したルイに掴みかかったカールが倒れ、そのまま息を引き取ってしまう。
その後、自分の息子として育てるルイは、立派なピアニストにしようとサリエリに預ける。
彼のもとには、モーツァルトやベートーヴェンのような大作曲家を夢見るフランツ・シューベルトが学んでいた。
恵まれない境遇のフランツは、偉大なる作曲家の息子に激しく嫉妬する。
愛情、憧れ、期待、失望、嫉妬…。
それぞれのさまざまな感情が交錯する中、天才作曲家モーツァルトの亡霊が忍び寄っていたのだった…。
北海道発、初の全国ツアー敢行!
2005年夏、日本中を感動で包み込んだTEAM-NACSの舞台。
ベートヴェンの人生を軸に「不変」をテーマに、
5人が体現する純愛群像劇。