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2006年03月23日

ヨーロッパから高田馬場、そして渋谷へ ~ 渋谷編

皆さま、こんにちは。店長の原田です。


むー、最近は人が多いですねぇ。
新宿駅が、朝からワサワサしてるんです。ランチ時はいつも入れるお店も満席なんです。夜は、平日だというのに、ドヨドヨしてるのです。
これはやっぱり春休みだから?送別会シーズンだから?
みんな楽しそうならいいんですが、夜の新宿駅なんて殺気立っちゃって駅員さんががなり立ててるし、ホームでケンカしてる人はいるし、あんまりよくない雰囲気です。
もうすぐ桜がさくし、ここは一つみんなで静かに春の空気を楽しみたいのですが。
夏場の打ち水キャンペーンみたいに、夜10分間自然の音に耳を傾けてみるキャンペーンみたいのやったら楽しそうに思うんですけど、どうでしょう?

そしてその後は、のんびりお気に入りのDVDを観るデスヨ。(快適なDVD環境のためのグッズはこちら


さて、ヨーロッパから高田馬場に行って、最後渋谷にやってまいりました。ということでチェルフィッチュの『三月の5日間』。渋谷が舞台のお話だからってことで、ちょっと無理矢理。

こんなことを言っては色々シツレイなのかも知れませんが、実は最近観た中で一番印象に残っているのがコレなんです。いい意味で期待を裏切られたというか、上回られたというか。

前回の岸田國士戯曲賞を受賞した作品だそうですが、えー、いまだ消化しきれてません。

「アメリカがイラクへの空爆を開始した、2003年3月20日前後の東京が舞台。六本木のライブハウスで出会った男女が、そのまま渋谷のラブホテルへ行き、そこで五日間を過ごすことから始まる物語」なのですが、基本的にはその物語の当事者達が観客に向かって説明するという形で話は進んでいきます。
うーん、この時点で既に説明が破綻してしまっている気がするのですが、大丈夫ですか?ついてきてますか?

ひたすら、ずーっとしゃべってて、で、一生懸命しゃべってるんですけど、これがまたものすごくフツーのしゃべり方で、なんていうか、そこがこの作品、っていうかこれを書いた人の特徴っていうか、作風っていうか、まあそういうものになってるんですけど・・・

とまあ、こんな感じの普通な話し言葉で語られていくのですが(超リアル日本語だそうです)、だからといって成り行きではなく、きちんと計算された感じ・意図された感じが素晴らしかった。俳優さんの動きもただソワソワしているだけかと思いきや、日常の些細な動作をデフォルメしたようにデザインされていて、なんと過去の作品では「TOYOTA CHOREOGRAPHY AWARD 2005~次代を担う振付家賞~」最終選考まで進んだそうです。振り付けだったんですね、やっぱり、アレは。

もちろん表現が新しいだけでなく、内容も深く考えさせられるものでした。
ワタシが感じたキーワードは「逃げる」でした。
若者は何か大きくて漠然としたものから逃げるんだな。でも、歳をとると具体的で生々しいものから逃げていくんだな、とか。言い換えれば「若い頃は何から逃げていいのかもよく分からないまま逃げてたかもねー。」などと、考えながら観てました。
とはいえ、後ろ向きな印象は受けませんでした。逃げたけど、逃げてないような。何かしらの折り合いをつけたような、距離は離れたけど視線は外してないような。

やっぱりまだ消化できてません。むふー。


先日ご紹介したヨーロッパ企画もそうですし、今回のチェルフィッチュもそうですし、若い人たちがとても自由に楽しんでお芝居をやっているなぁと実感します。DVDが出てますが、劇団、本谷有希子とかもそうですね。
そんな若い人たちをみて、自分もパワーをもらうのが最近楽しい店長でした。

◆店長への励まし・ご意見、それはちょっと年寄りくさくてヤバいよなどのお便り、お待ちしてます!→ tencho@e-oshibai.net

投稿者 店長 : 2006年03月23日 22:19

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