HOME > お仕事拝見 > 第9回作曲家:岡崎司さん 後編


前回に引き続き、数々の舞台音楽を制作している岡崎司さんのお仕事を拝見します。前編では仕事部屋を拝見して、音楽が出来上がるまでの事を色々とお伺いしました。後編では、音楽が出来上がってから舞台の幕が開くまでのお仕事を拝見します!
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音楽が出来上がり、まずは稽古場でその音楽が使用されます。また、スタッフの方々と打ち合わせをする場でもあります。こちらの写真は演出助手の小池宏史さんと打ち合わせ中の様子です。 |

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音響スタッフさんとの打ち合わせ。何やらヘッドフォンで聴きながら確認している様子。 |
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| 舞台音楽が出来上がってからは、音響スタッフの方々にその仕事はバトンタッチされます。特に劇団☆新感線の音響チームとの連係プレーの素晴らしさは、長年にわたって培ってきた関係から生まれた技術です。 |
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技
通常、出来上がった音楽はMDで音響スタッフに渡しますが、劇団☆新感線の場合、ここ2年位はデータで渡しているそうです。稽古場や劇場ではPCを使って曲を流しています。そのため、詳細を変更できるデータの状態で渡した方が、現場での急な変更に対応ができるのです。データでは、各セクション別(ギター、ドラム、ベースなどの楽器別)に分かれています。例えば現場で「バスドラ(ドラムセットの中で一番大きくて、足でペダルをけって低い音を出します)のローをカットして音量を上げてください」となった場合、バスドラのデータだけを処理することが可能となります。こうして文章にしてしまうと簡単そうですが、実際には細かい違いなのでとても難しい作業です。 |
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思う事
そんな音響スタッフに関して、岡崎さんのちょっと思う事を聞いてみましたところ、こんな風におっしゃっていました。
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「芝居に関わるスタッフの中で、照明や舞台装置等は、良い評価の場合アンケートに書かれることが多いですよね。照明キレイでしたとか。でも音響に関しては、「いい音でした」が当たり前ですから。ちょっとハウリングを起こしたりマイクの調子が良くないと悪い点として印象に残ってしまう。お客さんに良さを分かってもらいにくいし、褒めてもらいにくい部署ですね。山本さん(音響デザイナー:SESYSTEM)に至っては、その日の役者の感情に応じてほんとに微妙に抑揚を変えてるからね、。そんな事してる人ってなかなかいないと思う。アズサ(音響スタッフ)も頑張ってるし。それと、トータルなサウンドはイノさん(井上哲司氏)がデザインするんだけど、彼のセンスにもかなり救われてます。EQ(音質を帯域ごとに調整するもの)のセッティングでも音楽の印象ってかなり変わりますから、そういう人たちが、僕が作る音楽を出してくれるわけで、彼らの出し方によっては良くも悪くもなる。だから僕は彼らに感謝をしているし、なくてはならない存在だと思っています。なので、皆さんも今度舞台を見るときには、興味のある方、音も気にしてみて下さい、余裕があったら。殺陣シーンで、リアルタイムで音を合わせる大木君のワザとかも・・・。より、舞台が面白くなると思うよ。逆にアラが分かっちゃう時もあるかもしれませんが(笑)。仲間褒めで申し訳ないですけど、新感線の音響チームは凄いです。」 |
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