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舞台上で役者が使う小道具を作る人。小道具というのは、装置でも衣裳でも食べ物でもないもの全てを指す場合もある。役者の演技を助け、演出家のイメージを具体化するお芝居に欠かせない人。

自宅に戻るとさっそく作業開始。今回は特別に小道具作りの流れを見せてくれるとのこと。
まずは新聞紙などで型紙を作り、「サンペルカ」と呼ばれる灰色の硬質ウレタンの一種に書き写す。そこそこ強度があり、加工が容易で、ボンドの接着が良いのがこの素材の特徴。ウレタンのような軽い素材を使うのは、本来は殺陣などで役者さんが怪我をしないため。小道具さんたるもの思い遣りが大切。

堅紙にあわせて左右一組のウレタンをカッターで切り抜いたら、いよいよ接着。ウレタン同士の接着には「G-10」というゴムボンドの一種を使う。ゴムボンドは、接着面の両側に薄く塗り、一度乾かしてから力いっぱい圧着すると二度と離れない強い味方。辺りにはシンナーのツンとした匂いが立ち込めるが、今となってはもうへっちゃら

ボンドを乾かす間、自らプロデュースするブランド「Patchy」の来季のデザインを練る。パソコンはシンナー等の有機溶媒に弱いらしく、同じ部屋には置いておけない。このiMacも四代目。過去には火を噴いたやつもいたとか。おっと、こちらはまだお見せできません

ボンドが乾いたら、150センチほどに切断したアルミの心棒をウレタンでサンドイッチする。接着できたら、今度は鋼のカッターでウレタンを削り形を整える。テーブルにあるのは既に完成した幅のある剣2本。窓際にはこちらも完成した青龍刀が見える。表面の仕上げはこのように合成皮をボンドで貼ってゆき、金属の質感を出してゆく。ここからが腕の見せ所。

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