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時に文化文政。巨大都市江戸。一見平和に見えるその裏で、人と鬼との激しい戦いが繰り広げられていた。
江戸の闇から魔を祓うために組織された特務機関“鬼御門”。病葉出門は、そこで“鬼殺し”と怖れられる腕利きの魔事師だったが、五年前のある事件を境にそれまでの一切を捨て、今では鶴屋南北一座に弟子入りしていた。
が、謎の女つばきとの出会いが、彼の運命を狂わせた。
なぜか鬼御門に追われるつばきは彼に「自分の過去を探してくれ」と頼む。彼女の瞳の奥に宿る何物かに惹かれていく出門。執拗につばきを追う鬼御門の先頭に、出門と兄弟同様に育った安倍邪空がいた。
鬼御門の頭領十三代目安倍晴明を奸計にはめて葬った邪空。が、彼は更なる力を求めて、鬼を率いる美形の妖かし美惨と手を組み、彼らの前に立ちはだかる。
鬼の王“阿修羅”の悲しき因果に操られ、千年悲劇の幕が開く。その先にあるのは、滅びか、救いか―――
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2000年版は、現在第4弾まで続く「Inouekabuki Shochiku-mix・新感染シリーズ」の始まりとなった作品。これがなければ後の『アテルイ』『阿修羅城の瞳2003』『髑髏城の七人〜アオドクロ』は存在しなかったと言っても過言ではない記念すべき作品です。
劇団☆新感線の“いのうえ歌舞伎”というスタイルに「現代の歌舞伎」の姿をみた歌舞伎俳優・市川染五郎氏が出演し、上演当時も大変な話題となりました。
そして2003年、主演の市川染五郎氏以外の全てのキャストを一新するという大胆な試みで再演を果たし、東京・大阪で7万人を動員。また、その舞台を観た滝田洋二郎監督が映画化をし、2005年春公開されました。
主演・市川染五郎氏を軸に、様々に姿を変えていく『阿修羅城の瞳』。その魅力をぜひ見比べてみて下さい。
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