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今度は愛妻家

日常だけどフツーじゃない、ちょっとおかしな5人が織りなす胸がキュッとするおはなし。

あらすじ

男(池田成志)はかつて売れっ子カメラマン。
でも今や1年間仕事もせずにプータロー同然。
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価格5000円(税込)
頭の中は女(真木よう子)へのエッチな妄想で一杯。
妻(長野里美)には、毎日人参茶を与えられ、子作り旅行に行こうとせっつかれ・・・・ああ、妻がいなければ・・・。
助手(横塚進之介)はそんな男を心配し、お店のママ(高橋長英)も様子を見にやってくる。けれどそんな助手も好きな女にはなにもできなくて、当の女は有名になることだけを考えていて、お店のママは訳ありで過去の自分を手放した。
ダメな五人が織り成す、カラッと笑えてホロッと泣けるちょっとシリアスな物語。

作品解説

質のいい演劇を生み出している中谷まゆみ作、板垣恭一演出によるサードステージのショーケースシリーズ『ビューティフル・サンデー』、『ペーパー・マリッジ』に続く第三弾として新作『今度は愛妻家』を上演。

このシリーズの一番の注目は作品の質の高さ、密度の濃さがあげられる。作の中谷まゆみは、「生活をすることってのが、まず一番大事。誰でも考えているような、普通なこと。特別なことをしないとか、構えてやらないとか。日常的なものが一番大事。生活に近いことを書いていきたい。」「ハッピーエンドが好き。現実ではありえないじゃないですか。一瞬ハッピーでも次の瞬間、地獄見たりするし。生きてる限り終わりがないし。その分、幕が閉じる作りごとでは、ほっとしたいと思っています。」(HPより抜粋)と、第一弾『ビューティフル・サンデー』のときに言っている。普通のこと、日常的なこと、それを表現するのは実は一番難しい。ただ舞台の上は現実世界とは違う、だからこそリアリティの中にもファンタジーは忘れない。そんな中谷作品は、観る者を登場人物と同じ空気の中で肩肘張らずに過ごさせてくれる。また、舞台という限定された時間と空間を共有する贅沢さ感じさせてくれる板垣演出も特筆すべきことだろう。
出演者は、中谷まゆみ・板垣恭一のコンビと深く共鳴、『ビューティフル・サンデイ』『ペーパー・マリッジ』でも好演した長野里美。様々な舞台演出作家による演劇に出演し独自の個性で観客を魅了する池田成志。ひと目でその人生をうかがわせるような人物として舞台に存在する高橋長英。美しい容姿から想像できない舞台度胸の良さで観るものを圧倒する真木よう子。サードステージの新進役者、TVドラマあっとほーむ(脚本中谷まゆみ)でも存在感をみせた横塚進之介。
そんな魅力的な役者陣で固めた第三弾となる『今度は愛妻家』について、中谷まゆみは次のように言っている。
「恋愛の終わり、結婚の終わり、そして人生の終わり。
形はさまざまですが、人は出会ってもいつか別れていく運命にあります。
でも何度経験しても別れに慣れることはありません。
乗り越えることも容易ではありません。
それでも別れが訪れたとき、人は何かを選ばなければなりません。(HPより後略)」
『今度は愛妻家』の登場人物たちは何を選択するのか。そんな中谷まゆみのメッセージが込められたこの作品を、板垣恭一演出が舞台という空間にみごとに創出した。

関連情報

「ビューティフル・サンデイ」作/中谷まゆみ 演出/板垣恭一
<東京>2003.9.19〜29 俳優座劇場 <大阪>2003.10.4〜5  近鉄小劇場
この公演に関するお問い合わせ先:(株)サードステージ03-5772-7474
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